昔なつかしい本物のたまごを求めて
平成15年6月11日(水)こけこっこ村訪問
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6月11日、愛妻?と一緒に、大分県のド田舎清川村で、1年前から「こけこっこ村」をやり始めた藤山力さんに会ってきた。
実は数年前、藤山力さんがまだサラリーマン時代だった頃、偶然知り合った取引相手だった。すぐに打ち解けて、わたしの取扱い商品の普及活動に尽力してもらったのだ。
そのご縁で個人的な付き合いもあり、家族の治療を何度か依頼されたこともあった。1年前にとつぜん脱サラして、全くの畑違いの農業従事者になった。それで是非一度会いに行こうと思っていたのだ。
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我が家から車を飛ばして1時間あまり。清川村は相当な田舎である。
道の駅で「力ちゃんの昔たまご」を発見!
このたまごは1個50円で6個入り300円、飛ぶように売れてしまうそうだ。
リピート購入する人がかなりいるらしい。
わずか1年足らずでマスコミに数回紹介されたこともあり、県外からの注文も多いそうだが、たまごを味見して見て、「なるほど、これはうまい!」と実感してしまった。
白身の味が濃くて、全然水っぽくない。ゼリー状で粘っこく弾力がある。おまけに後から甘みが出てきて味がしっかりしている。普通のたまごと食べ比べたら、一目瞭然であった!
ケーキ屋さんが、わざわざ1時間以上もかけて、割れたたまごを買い付けに来るらしい。確かに1時間かけても買いたいたまごであると思った。
たまごの殻もかなり丈夫で、簡単に割れない。にわとりが突いて割れるようなら、ダメなたまごだということらしい。
このたまごの表面の薄い皮が、パックで最高にいいらしい。
そのためにわざわざたまごを買いに来るお客様もいるということだ!
市販に出回っている普通のたまごでは、返ってアレルギー反応を起こす人がいるという話だった。一番の問題は、餌と飼育環境に原因があるということなのだ。
こけっこ村では、一般的に使用する化学肥料やホルモン剤、抗生物質を一切餌に入れていないので、アレルギー体質の人も安心して口に出来ると、自信を持って話をしていた。おまけに、放し飼いで変なストレスがかからず、元気そのものということだった。
「なるほど!そうかもしれんなー」
わたしは素直にそう実感した。
ビックな雄鶏と一緒に放し飼い。有精卵。
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微生物菌で改良した土壌に、ニワトリは天候に関わらず放し飼い。たまごを産む時と、就寝時は勝手に小屋に入るそうだ。えさは大分県産の海の幸、山の幸をふんだんに使って(廃物リサイクル)、良質の配合肥料を手作りで作っている。良質の天然水に、魚介類の新鮮な頭やはらわた、有機野菜、特製のにんにくやとんがらし等など、生活環境やえさに投入するエネルギーはすごいものである。
1日のたまごの生産量は100個前後。3年間は赤字覚悟で、今でも最高のものを目指してチャレンジし続けている。
良質の土壌微生物菌の働きで、臭い糞のにおいはほとんどしない。
それどころかにわとりの糞が転がっていない。1日もしないで、良質の土に分解されるらしいのだ。
「昔たまご」確かに昔食べたおいしいたまごの味がした。
30年ぶりに本物のたまごを口にすることが出来た気分だ。
おみやげに10個、いろいろな種類のたまごを渡してくれた。
藤山力さんの自宅で、妻と一緒にたまごごはんをごちそうになったが最高においしかった!
贅沢で最高のごちそうだった!! (^^♪
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